2015年8月24日月曜日

ロスカットとの戦い、それは資金の少ないFXトレーダーの宿命なのか?

どのような行為にも、それとペアになっているやっかいな存在があります。車の運転であれば、事故やスピード違反の取締りでしょうか?

FXの場合も、かなりやっかいな存在が。特にワンパー船長のように、少ない資金でFXの大海原に出航して、しかも大きな獲物を手に入れようとしているトレーダーには。

一瞬で、ためた利益が吹き飛んでしまうロスカット。できるだけお会いしたくないこの魔物は、結局のところ我々トレーダーの運用ルール逸脱が生み出している存在です。

ロスカット、一瞬の白昼夢か?しかし、現実なのが辛い。
順調に利益を積み上げていき、増え続ける投資資金。それなりに存在する「含み損」には無理やり目をつむり、とりあえずは、投資資金の残高のみを増やすことに専念しているトレーダー。

ところが一瞬の相場変動により、契約しているFXブローカーの決めた「証拠金維持率」を下回った次の瞬間。

気がつけば、自分の保有しているはずのポジションは、全て見事に決済ずみ。

残るのは、最初に投入した資金の数分の一となった貴重な資金。そして、何とかこの損失を取り返さなければという強い気持に支配された状態では、残った資金が底をつくのも、時間の問題です。

こんな事態が発生すれば、一息つくような心の余裕はありません。しかし、それがさらなる資金の減少という悲劇を生む遠因ともなります。

ロスカット、それ自体は必要な存在。
日本国内を含めて、各FXブローカーが投資資金を超える損失の発生を防ぎたいと考えるのは当然です。

また、取引口座に入金した資金以上の損失が発生しても、トレーダーには「追証」を請求しないという契約内容でFXのサービスを提供している海外のFXブローカーがほとんどです。

FXブローカーによって内容は異なりますが、証拠金維持率が50パーセントから20パーセントを下回ったときに、ロスカットを行うところがほとんどです。

強制決済となれば、含み損を抱えているポジションであっても有無をいわさず決済されるため、運用資金は激減するのが通常。

ただし、買いと売りのポジションをバランスよく保有すること、及び証拠金維持率を常に気にしながら、一定の水準を下回ったときは、それ以上はポジションを増やさない(または、一部のポジションを決済する)などの対応によって、ロスカットは防ぐことが可能です。

それでも、急激な相場変動によって、対応が困難な場合も。

日頃から必要とする額を超えて、取引口座に資金を保有しないという方法も有効です。利益をこまめに、取引口座から出金するという対策も良いでしょう。

ロスカット対策として有効なのは?
利益をそのまま投資資金とする手法は、資金が増えたという意識が強くなり、どうしても限度をこえたポジションを持つ傾向が強いのでは?

FXのトレードをはじめる際に投入した資金、獲得した利益の全てをひとつの取引口座に入れている人は、要注意です。

ワンパー船長も、そのような状況で増えた資金の金額を眺めていたタイミングで、急激な相場変動に遭遇。全てを失った経験があります。

万が一、ロスカットによって取引口座の資金が消えたとしても、別口座に残した予備の資金ですぐに再起できるような管理方法が必要でしょう。

ワンパー船長も現在では、利用しているFxProの「おサイフ口座」に利益をこまめに移し替えるようになりました。

取引口座を複数開設して、それらの間で資金を振り分けるという方法も有効。要は、資金の集中は危険ということです。

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